「大草原の小さな家」には、インディアンが行列になってカンザスを去る話があります。仲間を説き伏せて、白人との闘いをとめた族長ソルダ・ドュ・シェーヌが先頭を行き、そのあとに男たちが、最後に女と子どもたちが続きました。ローラは色とりどりの子馬に夢中になり、インディアンの赤ん坊が欲しいとだだをこね、とうさんとかあさんに叱られるというものです。
「パイオニア・ガール」にも似たような話がありますが、ときの声のとき同様、ここでもソルダ・ドュ・シェーヌは登場しません。
ほんとうにソルダ・ドュ・シェーヌはいたのでしょうか? それともワイルダーの創作でしょうか? ワイルダーは講演で、この族長の名前がわからなかったので、専門家に問い合わせたと言っていますが・・・。
1.彼はまったくの創作の人物、
2.闘いを止めたわけではないが実在の人物なので、話を面白くするために使った、
3.実在の人物でほんとうに闘いをとめた、
果たしてこのうちのどれなのでしょう?
注釈付きの「パイオニア・ガール」には、どのような注釈がつくのか興味津々です。