「プラムクリークの土手で」の中に、インガルスの小麦畑が豊かに実り、「小麦が売れたら金持ちになるぞ、なんでも欲しいものが買えるようになるんだ」と収穫を心待ちにしている話があります。ローラはとうさんが新しいブーツが買えるのを楽しみにしていました。ところが、バッタの襲来に遭い、すべてを失ってしまいました。
「パイオニアガール」では、バッタの襲来によって失ったいちばん大きなものは、モノではなく、思い描いていた未来への夢や希望だったと、率直に述べられています。
今回、このくだりを読んで、東日本大震災で被害に遭われた方々と重なりました。