アルマンゾと親しくなる前に、ローラが一緒に出かけた男性には、アーサー・ジョンソンやアーネスト・ペリーがいます。アーサーは教会の帰りに家まで送ってくれただけですが、アーネストとは二回ほど遊びに出かけていて、ダンスやゲームをして、楽しいときを過ごしました。ローラはキスゲームは苦手だったようですが、アーネストを嫌いではなかったようです。
邦訳のジョン・ミラーの評伝では、「二回目のデートのとき、アーネストが抱きしめようとした」ので、ローラはつきあうのをやめたと訳されていますが、原文を読むとちょっとニュアンスが違うように思います。それに「パイオニア・ガール」にもそんなことは書いてありません。腕が触れたがきっかけで、アーネストと出かけなくなったのは確かですけれども。
アーネストはローラを忘れられなくて、長い間、独身だったそうです。小さな町ですから、ローラとアルマンゾの噂を耳にしたときは、いたたまれなかったに違いありません。